くせ毛の特徴
ここ最近、縮毛矯正のお客様が増えてきます。
湿度が高くなる、梅雨時期に向けて早めに縮毛矯正をしておきたい方が多いからです。
そんなくせ毛の特徴って知っていますか?
くせ毛は大きく分けて4種類に分類されます。
〈波状毛〉
日本人に最も多いくせ毛です。湿度によって髪の毛が膨らんでしまうのが特徴で、梅雨の時期には特にスタイリングがしにくくなってしまうことが多いよう。ウェーブがついているタイプや、うねりの軽いタイプ、表面は直毛に見えても内側が波状毛になっているタイプなど、同じ波状毛でもさまざまなタイプの人があります。
〈縮毛〉
細かくちじれたくせ毛のことで、黒色人種に多く見られます。髪の断面がそら豆のように湾曲していて、ちじれが強いのが特徴です。
〈連球毛〉
見た目はストレートのようですが、髪の内部が一定間隔で太くなったり細くなったり数珠状になっているくせ毛のことです。髪の細い部分で切れやすいため、縮毛矯正によってストレートにすることが難しいという特徴があります。
〈捻転毛〉
髪が縄のように捻れた状態のくせ毛です。連球毛のように一見するとストレートのようにも見えるため、くせ毛かどうかを判断しにくいですが、髪のごわつきやスタイリングのしにくさを感じたときには、このタイプのくせ毛である可能性も。髪の太さに均一性がないため、縮毛矯正の効果が得られにくいのも特徴。
自分のくせがどのタイプかを知ることで、縮毛矯正をするべきか、カットの仕方でどうにかなるのか?トリートメントやヘアケアで扱いやすくなるのかを、美容師さんと相談して施術方法が決まっていきます。
●くせ毛の原因
くせ毛の原因は大きく「先天的原因」と「後天的原因」の2つが考えられます。
〈先天的原因〉
いわゆる「遺伝」によるものですね。両親または祖父母の誰かがくせ毛の場合、同じようにくせ毛になる可能性は高くなります。くせ毛そのものを引き継ぐというよりも、くせ毛の原因である「毛根の形」や「髪の内部のタンパク質のバランス」などを引き継いでしまうためです。
〈後天的原因〉
後天的原因の代表としては、加齢によるホルモンバランスの乱れや、食生活を始めとする生活習慣の乱れなどによるダメージなどが挙げられます。
後天的なくせ毛は思春期や成長期に直毛だったのに、くせ毛に髪質が変化する場合(ホルモンバランス)や髪へのダメージが蓄積されて変化する場合があります。
ダメージでは、ストレスやドライヤーの乱用、トリートメントなどのヘアケアを怠ったために発生する完全な後天的くせ毛。
遺伝が関係しないので本人がしっかりと気をつけていれば防げるくせ毛です。
ドライヤーやヘアアイロンの使いすぎに注意し、髪をしっかりと補修して直るようであれば一時的なくせ毛なのでストレートパーマなどの矯正も必要ありません。
先天的なくせ毛も後天的なくせ毛もストレスによって、強くなる場合があります。
ストレスは髪の毛だけでなく様々な悪影響があるので、ためないことが一番ですね!
色々と細かいことを、書いてみましたが、「くせ毛=縮毛矯正」はちょっと違うかなと。
ホントに縮毛矯正が必要なのか?
リスク、今後のスタイルの影響、きちんと美容師さんに説明してもらってますか?
私もまだまだですが、お客様に寄り添った美容師になりたい!
長くやればやるほどその想いが強くなります。
是非とも、多くの人に信頼できる美容師に出会ってもらいたいと思う今日この頃です。