大人世代の白髪の悩みや疑問はお気軽にご相談ください。

武蔵小杉駅から徒歩5分。

marina hair(マリーナヘアー)で美容師をしています。工藤愛です!

 

今回は長年担当しているお客様からのご相談。

「白髪をずっと染めているけど、白髪が伸びてくると伸びてきた所と染めているところの色の差が気になる」

とのこと。

ほとんど白髪染めをしている人はそうだと思います。

 

実はこちらのお客様。

明るいカラーは好きではなく、地毛の黒髪に近づけた白髪染めを長年されています。

染め始めた当初は白髪の数も少なくさほど目立たなかったのですがここ数年で白髪の量も増え、白髪が出てくると気になるのが早くなってきたと。

白と黒

一番コントラストがついて目立ちやすい組み合わせです。

明るめの白髪染めだと、色は抜けやすいのですが、暗めの白髪染めだとしっかり染まるため、色が抜けにくい。

白髪をしっかりと染めたければ抜けにくいカラーがいいかと思いますが、伸びてきた白髪は目立ちやすい。

明るい白髪染めだと白髪の染まりは若干悪いですが、伸びてきた時に黒髪よりは白髪は目立ちにくい。

きっと多くの人の理想は

白髪をしっかり染めたいけど、伸びてきた時も目立たないようにしたい!

お気持ちはとても分かります。

そして、お客様がどのレベルで気になるのかが人それぞれ。

実際伸びてきた白髪が気になりにくいようなカラーの色や方法はいくつかあります。

 

伸びてきた白髪を目立ちにくくする方法

ここでの方法はあくまで目立ちにくくする方法です。

  1. 明るめのカラーにする(白髪染め)
  2. とにかく明るくする
  3. ハイライトをいれる
  4. ファッションカラーで白髪をぼかす

 

1.明るめのカラーにする(白髪染め)

明るい白髪染めをすること。白髪染めは暗いのから明るいのまでありますが、明るければ白髪の染まりは少し薄くなりますが、伸びてきた時も比較的きになりにくいです。

 

2.とにかく明るくする

極端な考え方ですが、白髪が気になるなら黒い毛も明るくしてしまえば目立ちにくいです。ブリーチをしたり、白に近ければ近いほど目立たない。ただ全体的にかなり明るくなります。

 

3.ハイライトをいれる

ハイライトを白髪の多い部分などに入れることで、あえてムラ感を作り根元の部分から明るい筋があるようにします。そうすることで、伸びてきた白髪もハイライトに馴染み、毛先が退色して白髪が出てきても始めからムラ感を狙っているので目立ちにくくなります。今、最も白髪世代に人気な方法です!

 

4.ファッションカラーで白髪をぼかす

「白髪は白髪染めでなくてはいけない!」と思っている方もいるかと思いますが、ファッションカラーでも白髪は染まります。しっかり染めるには暗めのファッションカラーを選択すると染まります。ただ、白髪染めと違って暗めに染めても時間がたつと色が薄くなってきます。そのため、伸びてきても馴染みやすい。また、8トーンくらいまでならうっすら白髪もそまります。始めから白髪の染まりが薄いので、伸びてきても馴染みやすく気になりにくいです。

 

このように伸びてきた白髪は白髪に近い色や、退色して薄くなる、あえてムラを作ったりすることで目立ちにくくなります。

 

話は戻って、今回のお客様は

明るくしたくない!

という前提があります。

正直、難しい難題です。ただ話を聞くと、

「この先ずっと染めなければいけないなら、染めるのをやめようかと」

とも思っているとのこと。

 

明るくしようにも、ずっと黒染めしてると明るくなりにくいし、ブリーチ剤も使いたくはない。

そこで今回の提案は。

【暗めのファッションカラーで根元をリタッチ】

ファッションカラーは暗めに染めても、時間がたつと退色して、白髪の部分の染まりがうすくなってきます。

そこで

3トーンのグレイとブラウンで根元をリタッチ。

白髪を染めつつ、伸びてきた時も退色して薄くなったカラーと根元の白髪が馴染みやすいのが狙い。

いずれ白髪染めをやめていく可能性があるならファッションカラーでリタッチを続け、カットをしながら、白髪染めをしている部分がをなくしていく予定。

その過程で白髪の部分がしっかり染まっていないのにも慣れていただき、様子を見ながら次のカラーデザインを提案していく予定です。

もしかしたら明るくしたくなるかもしれないし、メッシュをいれたくなるかもしれない。その場合、ファッションカラーであればカラーチェンジをしやすい状態が可能です。

今回のお客様の場合は急に何かを変えるというよりかは少しずつ変わっていく感じ。そのため今回のリタッチも仕上がりはいつもとほぼ変わりません。ただ、退色具合がいつもとは違う。まず、それが気になるか気にならないかは大事な感覚です。

年齢を重ねると、髪の毛の状態も変わり、自分自身の気持ちも変わってきたりします。

そのようなときお客様に寄り添いながら、一緒に考えていければと思いますので、ヘアスタイルはもちろん不安や疑問はお気軽に相談してください!