自然乾燥はなぜ髪に良くない?

「自然乾燥はダメですよー」

って美容師さんに言われた事がある人は多いと思いますが、なぜだか理解してますか?

「なかなかすぐドライヤーで乾かす事ができないな。」

なんて事はよくあると思います。

仕事で帰りが遅かったり、子育て中のママさんなんかは、なかなか自分の時間がとれなかったり。

でも美容師の立場からすると

乾かしてほしい~!

っていうのが本音です。

 

自然乾燥が悪いというより、髪の毛が長い時間濡れている事が良くないんです!!

 

その理由は・・

1、髪の毛のキューティクル(表面のウロコ状のもの)が開いている

 

2、雑菌が増殖しやすい

 

ことが主な要因となります。

 

キューティクルが開いてしまうとどうなる?

髪の毛は一番表面の部分にくるのが、キューティクル。

このキューティクルはうろこ状に何層にもなっていて濡れる事で開き、熱を与えて乾かす事で閉じる構造になっています。

髪の毛が濡れている時間が長ければ長いほど、キューティクルが開いて、カラーやパーマ、トリートメント成分がキューティクルの間からどんどん流失してしまって、せっかく綺麗にしたのに

「何だか持ちが悪いな~」

なんてことにも。

さらにパサついてツヤのない髪になってしまいます。

なので、なるべく早めにしっかり乾かす事が出来れば、カラーやパーマ、トリートメントの持ちがよくなり、ツヤのあるまとまりのいい髪に。

翌朝のスタイリングが見違えるように楽になりますよ!!

 

雑菌が繁殖するとは?

雑菌と聞くとなんか嫌な気分になりますよね。

髪の毛が濡れている状態が続くと、とても湿度が高い状態になります。

分かりやすく言うと、梅雨の時期の洗濯物と同じ事が起きます!

梅雨時期って、なかなか洗濯物が乾かないですよね。

そうすると、

生乾きの臭いがー!

 

実は髪の毛や頭皮もこの現象と同じ事が起きているんです!!

想像するとビックリですよね。

臭いの原因は雑菌の増殖。

増殖した雑菌は匂いの原因になるだけでなく、頭皮の痒みや炎症などの皮膚トラブル、抜け毛、細毛にもつながる可能性があります。

 

頭皮のためにも、自然乾燥は避け、なるべく早く水分を飛ばす事が重要となります!!