髪型でミディアムスタイルといえば、肩から鎖骨くらいの長さをいいますがデザインは様々。
段が入っている入っていない、重めや軽めなど一言でミディアムといっても似合うバランスは違います。
今回は加齢によりボリュームがなくなってきたお客様事例をご紹介。
〈before〉
髪質…くせ毛、頭頂部がぺたんこにになりやすくなってきた。量多め。
◎オーダー
・結べる長さで、トップがぺたんこにならないようにしたい
・ブラシは使わないので、乾かすだけでスタイリングできるように
・くせ毛は気に入っているので、活かすヘアスタイルがいい
・軽めのスタイルが好き
◎提案
パーマはなしなので、カットのみでくせを活かしたヘアスタイルに。
結びたい!ということでサイドの長さは短すぎないように。短いと結んだときにとどかなくなってしまうので、今回は少し前下がりのバランスにします。
トップは短くレイヤーを入れる事で、ボリュームアップをねらい、毛先がくせで動いてもまとまりやすいように軽すぎないスタイル。
レイヤーカットとは、簡単に言うと段を入れるカットですが、毛先に少しだけ入れるグラデーションではなく、下の長さより上の長さの方が短くなるようにカットをします。
表面をしっかり短くすることで、毛先は軽く表面に動きを出したり、ボリュームを出すことができます。
〈after〉
スタイリングは乾かして、毛先にバームをつけた状態。
くせで毛先がはねてもおしゃれに見えるミディアムスタイル。
サイドは長めで結んだときにもしっかり届く長さ。
レイヤーを入れることで、毛先が自然と軽くなるので、毛先をあえて軽くしすぎる必要はなし。
毛先を軽くしすぎると、パサついて見える。伸びた時にまとまりにくくなるという特徴が。
大人のミディアムスタイルはすきばさみで軽くしすぎないのがポイント。
重さが気になるからといって、むやみに軽くするのではなくレイヤーを入れることで、最低限のすきでボリュームと軽さを出すことができます。
50代からはレイヤーカットでボリュームUP
今回のお客様は50代なのですが、毛が細くなったりハリがなくなってきたりすると、髪の毛がぺたんこに感じる事があります。
それは毛量が多い人も同じで、量は多いからすいて軽くしたいけど、トップにボリュームがほしい!!と感じる方はまずはレイヤーを入れてボリュームを出してから、重いところを軽くするのがオススメ。
段を入れることで、髪の毛の重なりが減りボリュームダウンすることで、少ないすきで済むのでパサつきも軽減されます。
髪の毛は年齢を重ねるほど変化してきますが、変化に対応しながらの施術を心がけています。
髪の変化に合わせてヘアスタイルも変えてみるのはいかがですか?