私が担当するお客様は主に白髪がある世代の方が多いので、長い間白髪染めをするのが普通という感覚の方が多くいます。
ですが近年、白髪があっても素敵なカラーリングをしていたり、ご自身の白髪をそのまま活かした髪型にしたりと、白髪に対する考え方も変わってきました。
白髪染めをしていたけど
・いつかはカラーをやめて自然な髪色に戻したい方
・白髪染めを活かしたカラーリングにしたい方
・白髪染めではなくおしゃれ染めで気軽にカラーを楽しみたい方
など、白髪染めを卒業する方が増えています。
白髪を染める方法
以前までは白髪は白髪染めで染めるのが当たり前だったのが、今では様々な選択肢があります。
- 白髪染めで全体をしっかり染める
- 根元は白髪染めでしっかり染めながら毛先はおしゃれ染めで明るくする
- おしゃれ染めで全体染める
- ハイライトのみで白髪をなじませる
- ハイライト+白髪染めorおしゃれ染め
- 白髪を残しながら染める
いくつか上げてみましたが、他にも様々な染め方はありますし、どの染め方がいいかは一人一人変わってきます。
今回は長年明るい白髪染め染めていたのを、ブリーチをせず少しずつおしゃれ染めに移行していったお客様です。
下の画像は現在の状態です。
白髪染めの部分はなく、カラーはグレイベージュを筋状にカラーしています。いつかは、染めるのを辞めるかもしれないということで白髪を残す方法にしています。
白髪を残すカラーをすることで、伸びてきた白髪は気にならなくなったとの事です。
明るめの白髪染めでカラー
以前の明るい白髪染めでカラーをしていた時の画像です。
白髪染めでも明るめなので、軽い印象になります。
暗めの白髪染めよりは伸びてきた時に白髪は目立ちにくいのですが、白髪染めは色持ちがいいというメリットがありますが、伸びてきた根元がくっきりと目立ってしまうデメリットも。
白髪染めからおしゃれ染めに移行①
白髪染めからおしゃれ染めに移行するために、まずは白髪染めを辞めます。
ブリーチで白髪染めの所を明るくもできますが、ダメージが気になったり、ゆっくり移行でよければ、おしゃれ染めで明るくしながら、根元の白髪を育てていきます。
おしゃれ染めで染めることで、白髪部分の染まりは薄くなり、より白髪となじみがよくなります。
はじめは白髪の染まりが悪く感じるかもしれませんが、白髪をいかすにはまずはそれになれることが必要です。
染まりが悪く感じてストレスになるなら、白髪染めでしっかり染める方法がオススメかもしれません。
白髪染めからおしゃれ染めに移行②
少しずつ根元の白髪も育ってきて、白髪部分が目立ってきたら、ハイライトをいれて白髪を残しながら、残留した白髪染めとなじませていきます。
白髪を残さない場合はハイライトをいれながら、おしゃれ染めで全体カラーもOK。
ハイライトで白髪ぼかし
毛先の白髪染めの部分がある程度なくなってきたら、ハイライトをいれるだけで白髪を活かすカラーに。
地毛の黒髪と白髪に加えハイライトが入ることで、白髪が伸びてきてもなじみながら、若々しい印象に。
下の画像はイエローベージュのハイライトを細め+多めにいれています。
また、下の画像は白髪がベースで、グレイベージュのハイライトを太めにいれています。
いずれも入れる色・太さ・量によって、明るさや印象が変わるので、楽しみながらカラーリングすることもできます。
ハイライトを入れて約2か月後がこちら↓
退色しても白髪はなじみ、このままでもキレイな髪色に。カラーをいずれ辞める予定がある方は、白髪ベースでカラーリングをすると移行しやすいです。
白髪染めを辞めておしゃれ染めに移行する方法は色々あります。ブリーチを使わずにする方法もあります。もちろん白髪染めがダメなわけではないので、白髪ストレスのない方法で計画をたててカラーリングをすることがオススメです。